○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) ありがとうございます。おっしゃるとおりかなと思います。しっかり
民間企業さんがやっていらっしゃる取組というものを把握して吸い上げてその情報をいかに総合的に町外に発信していくのかという部分の
調整役が行政としての役割になってくるのかなと考えております。
その中で、もう一度
位置づけを見直さないといけないのが
くつした博物館であるかなと思います。先日、
青木議員の
質問のほうでも今後できるであろうタビオさんの新しい
配送施設プラスの
博物館的なものと、
広陵町でやっている
くつした博物館をどういうふうにすみ分けしていくのかという御
質問もあったかと思います。ここでですけれども、各社さん、それぞれ趣向を凝らした
自分たちの見てもらえる
工場づくり、
オープンファクトリーづくりを進めている中で、やはり同じクオリティーのものを
くつした博物館で実現していくというのは、非常にハードルが高いように感じております。本来の
博物館の言葉の意味に沿うように、例えば古い
靴下の機械を置くとか、
博物館という言葉からは連想されるわけですが、
グリーンパレスのあの場所に、機械を置くことがやはり適切なのかどうかと言われれば場所の関係もありまして、それはあまり効果的な策ではないように思います。
そこで提案なのですけれども、
くつした博物館自体は、それぞれ
民間企業さんが進めていらっしゃる
自分たちの工場の
オープンファクトリー化の窓口になるような施設として町としては発信をしていただいて、とりあえず
くつした博物館にさえ来ていただければ、町内のどこに何があってそれぞれの施設の何が魅力なのかということが分かるような、そういう
ベースキャンプといいますか、ベースになるような場所として活用、
位置づけを行って整備を行っていくべきかと思うんですけれども、その辺りいかがでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
栗山地域振興部長!
○
地域振興部長(
栗山ゆかり君) 失礼いたします。
もちろん千
北議員のおっしゃるとおりだと私は思います。当初、
博物館というところは、アンテナ
ショップとして立ち上げさせていただきました。ただ、名前を
エアランドという名前から
くつした博物館という名前にしたいということで、
靴下業者の話し合いの下、この名前が決まったわけなんですけれども、ただ、
コロナ禍なのか、オープンをさせていただいて、大きな看板をつくったところ、
博物館という名前だけが独り歩きしまして、
靴下を見れるというよりも
靴下の歴史の分かる大きな
博物館だという、そういうイメージがすごく強かったもので、なかなか
ショップとしての認識というよりも
博物館が先に行ったような形になっております。ただ、あの場所でこれから大きくしていくのかということになりますと、なかなか難しいと思いますし、やはり
靴下を販売しにいってもこの
靴下の良さを伝えるというところがなかなかやはり各それぞれの
事業所の思いを届けるということはかなり難しいことだと思いますので、言われますように、そういう
ベースキャンプみたいな、拠点みたいなつくり方をして、そこに来れば
広陵町の
靴下の
事業者のことを全て紹介してもらえるというようなそういう拠点にしたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) ぜひともよろしくお願いいたします。今の何となく物販、何となく年表を貼っているだけだと非常に中途半端なままかなと思いますので、その辺りはしっかりすみ分けをした上で、取組を進めていただけたらと思います。
あとは、
靴下工場本体以外の点で幾つか御提案なんですけれども、やっぱり
産業自体が
観光資源になっているということでありますと、来てもらったお客さんが、やっぱりここって
くつしたの町なんだなということを感じていただける、そんなしつらえが大事になってくるんじゃないかと思います。例えば今ですと、車で
広陵町に入ってくると、
靴下の形をした看板があって、何となく気づく方もおられる方もいますけれども、
靴下工場の周りに要するに町の
中心部に向かっていけばいくほど
くつしたの町感がなくなっていくんですね、工場しかないので。ですので、見て分かるようなしつらえが必要かと思います。例えばなんですけれども、よくされているところで言いますと、マンホールに
靴下をあしらうであるとか、もうちょっと頑張ったら、これちょっと効率的にできるか知りませんけど、
横断歩道を
靴下型にするとか、あとこれもありますけれども、フェンスを
靴下型にするとか、やっぱり来た人が
自分たちって
くつしたの町に来ているんだなというのが分かるようなしつらえが非常に重要かと思います。私何かいつか、愛知県の常滑市に行ったときに、あそこはやきもののまちなわけですけれども、常滑市にあるや
きものミュージアムは、LIXILが非常にお金を出してすばらしい
博物館ができていて、それはそれでいいんですけど、まち全体がやきもので構成されていて、喫茶店に入ってもやきものが壁に埋まっていたりでありますとか、道にやきものが埋まっていたりとか、そういうやっぱりやきもののまちなんだなということが来た人が実感として感じていただけるようなしつらえがされておりました。そういうふうなところを本町としても検討いただければ、
観光資源として
靴下産業がよりクローズアップ、ピックアップというか、目立つというか、来た方に訴求しやすくなると思うんですけれども、その辺りいかがでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
栗山地域振興部長!
○
地域振興部長(
栗山ゆかり君) 失礼いたします。
マンホールについては今、かぐや姫のまちということで、マンホールはさせていただいているかなというふうに思います。
靴下、それからかぐや姫、二つの
観光資源といいますか、PR資源があると思いますので、その辺りはいろいろとこれから検討しながら進めていきたいと思います。
横断歩道の件は、確かに面白いなというふうには思います。例えば王寺町であれば、駅の中に雪丸の足型があるとか、何かそういうふうな形もいろいろ工夫されておるところもございますのでその辺りはいろいろと関係課と調整をしながら、できる範囲のところはさせていただきたいと思いますが、いろいろな法規制もあると思いますので、その辺りはまた議員の御提案、いろいろこれからもお待ちしております。よろしくお願いいたします。
○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) ありがとうございます。かぐや姫とのすみ分けというところで、記載いただいておりますような
靴下ロードの周辺にかかる部分のマンホールは
靴下にするとか、そういうふうな形で来た方々に訴求いただければいいんじゃないかなと思います。
そしてもう一つ整備という観点でいうと、ソフトな観点で、やっぱり観光地と言うからには、観光ルートといいますか、どういうふうに見てもらうのかということをしっかり整えていく必要もあるのではないかと思います。昨日、岡本議員からの
質問にもありましたけれども、これは箸尾
地域側でしたけれども、来た人が看板を見て、自分で歩いてくださいよという感じの今促し方かと思うんですけれども、やっぱり観光としてパッケージで売っていこうと思うと、いわゆるツアー化をしていく必要があるんじゃないかなと思います。私もこれちょっと考えて、
観光業の方とお話ししたことがあるんですけれども、どうしても
靴下は、目的地にはならないと思うんですね。例えば
靴下の工場を見に行くために東京から行こうみたいな、あるいはフランスから来ようみたいなことにはならないと思うんですけれども、幸い2025年は大阪・
関西万博がありまして、その大阪・
関西万博に来た方々を半日を奈良県の
広陵町で使っていただけると、そういうオプショナルツアーのような
位置づけでしっかりとルートの開発等を進めていく必要があるんじゃないかなと思います。それを考えていくために重要かなと思うのは、まず小さく始めてみてフィードバックをいただくという部分と、その周遊ルート等に関しても開発する際にしっかりと外部の人材を登用していくということが大事かなと思います。私、今年の5月に商工会青年部のほうで、歩こう会というイベントをいたしまして、町内の
靴下の工場三つを大人と子供一緒に歩いてもらうというのをやったんですけれども、子供はもちろんわいわい、きゃっきゃしながら見ているんですけれども、実は大人の方も子供の後ろですごく興味深そうに機械、物が作られている様子を見ているんですね。そういう小さな企画を打って、フィードバックを集めるというのは、すぐにでもできることかと思いますので試していただけたらと思います。
もう一つの外部の人材を引っ張ってきて意見をいただく、一緒に観光ルートをつくっていくということですけれども、昨年ですかね、
一般質問をさせていただいたときに副業人材についてもコメントをさせていただきました。先ほど健康や生活、
ファッションのまちにということもおっしゃっていましたけれども、やっぱりそれぞれの
産業にコアな
ファンというのはいらっしゃると思いますので、
くつしたの町としてどういうふうな観光ルートがあれば面白いかなというのは打ち出していけば考えたいなというふうに手を挙げてくる方もいらっしゃるかと思いますので、その辺外部の人材にもしっかり協力いただいて、
広陵町としての
観光業として
靴下産業を売り出すときの観光ルートを一緒に考えてもらったらいいかと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
栗山地域振興部長!
○
地域振興部長(
栗山ゆかり君) 失礼いたします。
先日、JTBさんがみえられまして、
広陵町の
靴下をいろいろしたツアーを行いたいと。学生向けのツアーなんですけれども、何か
靴下を
フックにしたそういうツアーをしたいということで御提案にみえられました。これがいいか悪いかは別として、
広陵町の
靴下というものを今まで、私が平成28年から携わらせていただいておりますけれども、かなりの年月、いろいろ
広陵くつしたというものをPRをさせていただいてきました。その中でやはりJTBさん、もしくは今いろいろテレビ局とかも電話があるんですけれども、そういうところで
靴下といえば
広陵町というふうに連絡があるということは、それなりの成果があったのかなというふうに考えております。その中で千
北議員の今の御提案の外部人材を登用してのやはり観光ルートの設定というところですけれども、これはもちろん外の方から見ていただいた
広陵町というものを
テーマにこの観光ルートをしていただくということはかなり大切なことだと思いますので、今後なりわいとともにこの分につきましては検討させていただいて、2025年までに何かしら観光ルートの設置というものもさせていただきたいと思いますし、ただ、
広陵町だけではなかなか難しい部分がございます。
広陵町の周辺には北葛もございますし、葛城観光協議会という協議会もございますので、その辺りを巻き込んで
靴下を一つに
フックにした
広陵町のイベント、それからPR、それから葛城
地域、それから北葛
地域として何ができるのかというところも検討していきたいと思います。
以上です。
○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) ありがとうございます。ぜひともお願いいたします。
あと冒頭おっしゃっていただいたような、足育のイベントを打っていくという部分ですね。そういう
コンテンツを発信していくことも非常にPR効果もあり、効果的かと思いますので、その辺りも進めていただければと思います。
万博関連で観光関連で、最後なんですけれども、もう一つ重要になってくるのが、いかに海外の方にうける
コンテンツをつくって、海外から人に来ていただくかということかと思います。もちろん国内での観光を期待をするところなんですけれども、やはり大阪・
関西万博、万博というものは海外からも多く人がいらっしゃる機会ですので、そこに向けてしっかりと海外からも人を呼び込める
コンテンツをつくっていくことが非常に重要になってくるかと思います。その点、最近非常に本町は、何というか、海外とのネットワークをつくることにも積極的といいますか、よい機会がたくさんあるかなというふうに思っております。先日、皆さん御参加されました東アジア地方政府会合も一つだと思いますし、
近畿経済産業局さんのほうの取り計らいもありまして、京都のフランス領事館ともつながりができたようで、先週ですかね、12月8日に在京都フランス総領事のイルマンさんが真美中にお越しになって講演もされたというところで非常にコネクションが強くなってきているのかと思います。こういう機を捉えて、例えばフランスの人に
広陵町に来ていただくにはどうしたらいいのかということを一緒に考えてパッケージをつくっていく。フランスといえば、やはりパリですから、
ファッションに興味がある人が来てもらえるような仕掛けづくりというのをどうすればいいのか。そしてフランスでしっかりと情報を展開していくということができれば、非常に観光が見込めるのかなと思っております。
また万博は結構、参加する機会というのも多いようでして、万博を契機とした国際交流活動の推進というものも
国際博覧会協会さんのほうが実施されておりまして、例えば各国政府代表団との交流でありますとか、泊まる場所にどこかのまちを使って、要するにオリンピックでいうホストタウンみたいなものですね。そういうのにも手を挙げれば参加できるというふうにも聞いております。こういう様々な機会を活用して、海外の方に
広陵町のことを知っていただく。そして海外の方に
広陵町の魅力に感じている点をお伺いして、しっかりと海外の方にも訴求できる
コンテンツをつくっていくというのが今の
広陵町の状況であれば非常に容易に取り組めるかなと思うんですけれども、その辺りの海外の
観光客への訴求という点に関してはいかがでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
栗山地域振興部長!
○
地域振興部長(
栗山ゆかり君) 失礼いたします。
海外の人に対してどういうふうにしていくかというところですけれども、今、内閣府のほうから
広陵町はこのホストタウンとか、それからいろいろな交流についてどのようにしたいかと。
広陵くつしたを
フックとして何かできることはないのかというところで、内閣府から御連絡をいただいております。また私のほうで一応内閣府さんのヒアリングを受けることになっておりまして、何ができるのかというより、どんな方法があるのかというところからちょっと探っていく必要があるのかなというふうに思います。
広陵町としてあまり
広陵町の規模に応じた形でないものを手を挙げてしまうと、なかなか無理がございますので、
広陵町として何ができるのか、そこでどんなことをしたら効果的なのかというところをしっかり見極めながらやっていきたいと思っております。
それと
広陵くつしたにつきましてもやはり世界に発信したいということで、
事業所さんの
靴下を世界に発信していくためにどうしたらいいかという、ソフトと、それからハードの部分、両方備えて今検討をしておりますので、
靴下のほうの世界発信についてもこの
くつしたブランディングプロジェクトで検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) ありがとうございます。内閣府さんのほうから打診があったというところで、多少難しそうでもぜひチャレンジしていただければいいかなと思います。よろしくお願いいたします。
そうしたらこの
一つ目の
質問、最後ですけれども、2025年の万博というものは、
山村町長の今の任期中に訪れる大きなイベントというところで、
広陵町が
靴下をつくるまちというのから、
くつしたの町というまちにですね、
くつしたの町として知っていただいて、そして来ていただける、そういうまちに脱皮するための一つの契機かなと思いますので、その2025年に向けての町長の思いを聞かせていただけますでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
山村町長!
○町長(
山村吉由君) ありがとうございます。先日、議長、岡橋議員とともに、東アジア地方政府会合に行ってきまして、国際交流の重要さというのも認識がより高まったわけでございます。それを受けてやはり国際交流をするに当たっては、やはり言語の壁というのがありまして、我々の組織では非常に弱い点でございますので、栗山部長に申しておりますけれども、国際交流係というのをちゃんと
位置づけた上でやはり国際交流の取組を強めていく必要があるのではないかと。万博も近づいておりますので、そういった組織から手をつけていってはどうかなというふうにも思っているわけでございます。東アジア地方政府会合で出会いましたジェトロの奈良所長さんも国際人でございますので、その方と話をしておりましたら、何か国語も話されるのかなと思いましたら、そんなにたくさん話せないんですとおっしゃっていましたけれども、トラブルがあると、それを解決するのが一番得意ですともおっしゃっておられましたので、そういった方の知見もいただきながら
広陵町としても国際交流、国際交易という面を含めて取り組んでいければなというふうに思っております。本当にフランス総領事も来ていただけるということになりましたのも
近畿経済産業局がマルシェをやっていただいたそのおかげでございますので、真美中に来ていただいて話をしていただいた、そのお礼の手紙を今、生徒たちがまとめてくれたのを向こうに送るそうですが、私、一枚一枚今目を通しかけたばかりです。みんなフランスへ行きたい、行きたいといっぱい書いてありましたので、国際交流というのは本当にこれからも
広陵町としてもしっかり進めていく必要があるなと思います。今後も万博に向けて体制整備をしっかりしていきたいと思います。
○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) 力強いお言葉ありがとうございます。やっぱり必要があればちゃんと障壁を取り除いてやっていくという姿勢が重要かと思います。ですので、その辺しっかりと進めていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。フランス総領事が来ていただけたときの講演も非常に好評だったようで、教育委員会だよりもしっかり読ませていただきました。日本語が非常に堪能で、学生からの
質問で、イルマンさん、フランス語ってしゃべれるんですかという
質問があったという小話もほほえましく読ませていただきました。そういった形できっかけがあれば本当に子供たちは世界に対する窓を自ら開いていくかと思いますので、その辺りも推進のほどよろしくお願いいたします。
それでは、
一つ目の
質問を閉じさせていただきまして、大きな
二つ目ですね、使える、生きる、
ふるさと納税の運用をに移っていきたいと思います。
まずもって、御答弁を読ませていただきまして、非常に
ふるさと納税というのは、使い方、課題になっている部分がありまして、
ふるさと納税のニュースをごらんになっている方は知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、コロナ用に使いますと言って集めた
ふるさと納税のお金を全然違うことに使っていたりとか、普通に一般会計に入っていたりとか、知らん間になくなっていましたみたいなことが課題になっているような地方
自治体もございます。しかし、本町としては、
ふるさと納税に関してきちんと使うこと、そしてそれをお伝えすることが重要だということを認識されていらっしゃるということは理解いたしました。
その上でなんですけれども、ちょっと原点に立ち返って、この
ふるさと納税というものを
広陵町としてどういうスタンスで取り組んでいるのか。その目的ですね、どういう目的をもって取り組んでいるのかという部分をお伺いさせていただけますでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
栗山地域振興部長!
○
地域振興部長(
栗山ゆかり君) 失礼いたします。
この
ふるさと納税につきましては、町長の答弁にもございますように、外から応援していただいて町を
活性化させるというところが一番の目的でございます。それとは別に、やはり
返礼品というところもございますので、町の
事業所の
産業の
活性化にも寄与しているというところでございますけれども、以前からいろいろ問題になっております
返礼品競争ですね、それにつきましては、以前の泉佐野のところでも一旦泉佐野でいろいろなところが過熱して停止になったときに担当と一緒に話をする機会がございまして、泉佐野の担当と話をしたところ、ほかの
事業所というところはやはり販路の一つとしてかなり大きな金額になりますと、一つとして当てにしていると。
ふるさと納税が全部停止になったら、たちまち衰退してしまうと、そういうふうなことも申しておられました。ですので、この
ふるさと納税については
事業者にとって販路の一つではなく、
自分たちが売る商品をつくるきっかけにやはりしていただきたいなというふうに考えております。ですので、目的としては二つ。
広陵町の振興と、それから
産業の振興ということになります。
○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) ありがとうございます。ちょっと過去の議事録等を見させていただきまして、実は、「
ふるさと納税制度を利用して何が一番したいことですか」という
質問を平成30年の9月議会で吉村
眞弓美議員が小原事業部長にしておりまして、そのときの
お答え内容が「
ふるさと納税制度を利用しまして今一番したいと考えているのは、町のアピールとそれによって
地域振興を手がけていきたい」というところで、組織として考え方がぶれていないということが確認できまして非常に安心をいたしました。
ちょっと一番最初に
ふるさと納税のことを取り上げられた坂野議員の
質問から皆さんが取り上げられてきたことを議事録等で遡らせていただいたんですけれども、やっぱり当初はそもそも
ふるさと納税の
納税額自体があまり取れてませんで、どちらかというと、出血多量になってますけどどうしますかという趣旨のやり取りのほうが多くて、なかなか活用の部分、やり取りとしては出てきているんですけれども、それも大事だけどやっぱり金額がというやり取りが多かったというふうに思います。ただ、今、1億円も超える
見込みだというところで、本格的にどうやって使っていくのかという部分、そしてリピーターをどうやって増やしていくのかという部分が非常に重要になってくると思います。今はある程度出血が多かったので金額を追い求めてきたのでよかったんですけれども、しっかりここから町のPRに本当につながる、
地域振興に本当につながる
ふるさと納税の仕組みづくりが必要になってくるのではないかというふうな点を踏まえて具体的なところをやり取りをさせていただけたらと思います。
まず、
ふるさと納税の使い方について、過去3年間で使ってきた事業ですね、かぐやちゃんの大きいフィギュアを設置しましたであるとか、竹取公園のコースターを整備しますというようなことをお話しいただいたんですけれども、これ、ホームページ等で公表していますというふうな答弁だったんですが、「ホームページ等」の「等」の中には広報紙も入っているんですけれども、まず広報紙は、
ふるさと納税をされた方は見ないので、あまり意味がないんじゃないかなというところと、ホームページへの公表ももちろん確かに公表はされているんですけど、一投稿としてされていたと思うんですね。
広陵町
ふるさと納税のページがあって、そのページに
広陵町みどりの
ふるさと応援基金(
ふるさと納税寄附金)
使い道の御報告というタイトルでページがあるんですけど、そこにあるのは実際は、
寄附金の受入れ実績、要するにどのカテゴリーに何件幾らあったかという部分と、
寄附金の
使い道についてというカテゴリーでは、どういうカテゴリーが設けられているかしか公表されていないんですね。要するに見にきた方が実際
広陵町は
ふるさと納税を使って何してくれているのかというのが分からないような状況になっているんですけれども、その辺りに対する課題意識はいかがでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
栗山地域振興部長!
○
地域振興部長(
栗山ゆかり君)
使い道につきましては、やはり昨年寄附していただいた方に裏切るようなことはやはり決してできませんので、
寄附者本人さんに夏にこういう形で使わせていただきましたということで、おはがきを送らせていただいております。皆様の寄附で今年度はこういう形で使わせていただきました。来年度もまた
広陵町に御寄附をよろしくお願いしますという形でさせていただいておりますので、
寄附者自体には公表はさせていただいておりますが、議員おっしゃるようにホームページで具体的な内容をしっかりと伝えられているかというところはなかなか難しいところもございますので、これについては今後検討していきたいと考えております。
以上です。
○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) はがきを送っていただけているということで、一定対応はされているそうですけれども、やっぱり書いてございますとおり、
ふるさと納税は税の
使い道を自分の意思で決めることができる制度ということは、やはりどういうふうなことがなされるのか、なされてきたのかということをしっかりと公表していく必要があるかと思います。栗山部長、今検討しますと言いましたけれども、実は
広陵町のみどりの
ふるさと応援寄附条例施行規則には、第6条に運用状況の公表というものが書かれておりまして、読みますよ、「第6条町長は毎年度
寄附金の運用状況について公表しなければならない」とあるんですね。公表しなければならないわけですよ。幾ら入ったのかという寄附状況ではなくて、運用状況を公表しないといけないわけなんですけれども、今ホームページで運用状況が公表されていない状況は、この施行規則に書いてある条文の中身を果たせていないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
栗山地域振興部長!
○
地域振興部長(
栗山ゆかり君) 確かにそのとおりだと思います。ただ、やはり運用状況というところもどのように見せていくかというところ、ホームページでどのように見せていくかというところを検討したいというところで、公表についてはもちろんこの規則に書いてありますので、その公表として今はがきを送らせていただいているというところでございますけれども、ただやはりホームページのほうでしっかりとこの
使い道を公表していけるように、このレイアウトを検討したいというところでございます。
以上です。
○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) ぜひよろしくお願いいたします。ちなみに、はがきはプライベートな通信だと思いますので、公表、要するに公に表すことにはならないとは思います。ぜひ、ホームページで適切に一覧で見れるような形で、公表いただければと思います。
もう一つ、このみどりの
ふるさと応援
寄附金という部分で、課題かなと思いますのは、この
寄附金ですね、
ふるさと納税以外も一緒くたにして入っていますよね。過去幾つか事例を見ていますと、結構前ではありますが、婦人会や商工会女性部さんのほうから頂いたかぐや姫まつりの売上金をみどりの
ふるさと応援
寄附金に入れたりであるとか、その他、様々な団体さんからの
寄附金をみどりの
ふるさと応援基金に積んでいらっしゃるかと思います。これ、
ふるさと納税というのは、先ほどからの御答弁にもあったとおり、
使い道を指定してお金を入れると。その
使い道で使っていただけるということを信じて選んでいるわけなんですけれども、入ったらほかの
寄附金とも一緒くたにされるというところで、入ったらお金はお金ですので、色つきで保管されているわけではないと思いますので、何に使うべきお金が幾らあるのかというものを把握し切れないと思うんですけれども、現時点でそれぞれの
使い道ごとのお金の寄附状況、そして残っているお金の金額というものは把握されているんでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
栗山地域振興部長!
○
地域振興部長(
栗山ゆかり君) 失礼いたします。
ふるさと納税、先ほどおっしゃっていただいた婦人会とか、いろいろなところからの町内の人たちからの
ふるさと納税の納税でございますけれども、これについても
広陵町のみどりの
ふるさと応援
寄附金条例のところ、施行規則のところに事業の種類等というところがございまして、この種類等に分けて納税をしていただいておるところでございます。ですので、この分については、財政のほうでしっかりと管理をしながら、
使い道ごとにちゃんと合計をさせていただいております。このベースで
広陵町の
ふるさと納税という今現在
返礼品を展開している部分についても、これがベースにあって、この規則の
使い道がベースにあって、そのベースで町長にお任せなのか、それとも
花讃道プロジェクトなのかというところをさせていただいているということは御理解をいただけたらと思います。
その中で、金額なんですけれども、金額についても把握はしておりまして、
使い道ごとの把握なんですけれども、ちょっと合計を
ふるさと納税の分と、それから各それぞれ
寄附金の分の合計がなされていませんので、合計金額というのはちょっと今申し上げることはできないんですけれども、後日資料でまた御提示をさせていただいたらと思うんですけれども、実際令和3年度の11月までのところで、新型コロナウイルス、それから住み続けたくなるまちであるとか、いきいき健康福祉の
まちづくりであるとかいうところに頂いた分につきましては、これごとにさせていただきたいというふうに考えております。
令和3年の10月からは、
花讃道プロジェクトが入ってきておりますので、この辺りについては
花讃道プロジェクトと、それから今までに分けられていたものを全て町長にお任せというところで合計させていただいて使わせていただきたいと思っておりますので、その辺りはしっかりと皆さんの御寄附のときに選んでいただいた状況で使わせていただこうというふうに考えております。
以上です。
○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) ありがとうございます。今るる御答弁されましたけれども、やっぱりそれを公表できるように整理してできていないというところがやはり大きな課題かなと思います。本来であればというか、ほかの
自治体さんでしっかり
使い道を公表されている事例を拝見しますと、この事業をしました、この事業のお金はこのカテゴリーのお金の部分から出しましたよと、金額とかは書かれているところ、書かれていないところとありますけれども、しっかりひもづけてあることが分かるような形で公表されていらっしゃいます。そういうアウトプットができるということは中でもそういうふうな管理をされているということですので、やはりしっかり用途を分けて、募っているわけですから、出すときにもこういう用途から使いましたということを明示すべきかなと思いますので、その辺り御対応よろしくお願いいたします。
もう一つ、今、部長からの御答弁でありました
花讃道プロジェクト等ですけれども、
ふるさと納税の
寄附金の
使い道ですね、
ふるさとチョイスやそれぞれのポータルサイト等で窓口があるかと思うんですけれども、その用途って何回か
ふるさと納税が始まってから変わったり、そもそもなかったところからできたり、変わったりしてると思うんですけれども、今おっしゃっていただいた事業の種類等の施行規則の第3条の項目自体は、平成20年9月30日、要するに一番最初に、このみどりの
ふるさと応援
寄附金寄附条例ができたときから全く触れていないんですね。これ非常に違和感がありまして、
花讃道プロジェクトとかは何かこじつけようがあると思うんですけど、新型コロナウイルスの対応のための
使い道とかいうのは、どう考えてもこの生活安全事業から
地場産業支援事業、そして教育子育て支援事業というところまで分かれているんですけれども、なかなかここに当てはまらないような気がしています。ここに関しては、この制度ができた当初から関わっていらっしゃる
山村町長にこの平成20年度に制定した規則が変わらないまま運用されていて、もちろんしっかり設けている
使い道に関して誠実に使いましたというのは、お金の出入りを見たら分かることではありますが、ルールとしてしっかりそこの対応を行われていないということは非常に課題かなと思うんですけれども、その辺りいかがでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
山村町長!
○町長(
山村吉由君) 御指摘ごもっともだと思います。もともと寄附、
ふるさと納税そのものにあまり力を入れていなかったというのも原因にあるかと思いますが、今、
ふるさと納税の意義、しっかり踏まえて取り組んでいる関係で、
寄附額もどんどん増えてきているわけですので、なおさら
使い道、しっかり公表するという責務が我々にあると思います。お金が足りないから、その
ふるさと納税を使えばいいわということではなしに、やはり
ふるさと納税の趣旨をしっかり踏まえた取扱いをしていかなければなりませんので、今いただきました御意見、御指摘事項について、適正に事務執行するように、また担当と協議をさせていただきたいと思います。
○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) ぜひともよろしくお願いいたします。やはりこのルールをきちんと整備をしているからこそ、人が変わっても、体制が変わってもしっかりと応援され続ける
広陵町の
ふるさと納税にしていくことができると思いますので、その辺り条例の文言の見直し、施行規則の点検等を行っていただけたらと思います。
そうしたらその出入りの管理の部分はその辺りにさせていただいて、最後に、今後どういうふうな
使い道を設けていけばいいのかというところを少し意見交換をさせていただけたらと思います。
今、
花讃道プロジェクトというところと町長にお任せという今大きな二つに分けられておりまして、これ自体は別によいのかなと思います。ただ、私の
質問書にも書かせていただきましたが、やっぱり効果が分かるような項目というものもあるべきかなと思っておりまして、例えばこれ一つの事例でありますけれども、島根県の雲南市という、ちょっと遠いというか、はっきり言って田舎のまちがあるんですけど、同じぐらいの田舎のまちがあるんですけれども、そこでされている
ふるさと納税の使い方が非常に面白くて、手上げ方式で
プロジェクトを募ってそれに対して
ふるさと納税を充てていくのをされているんですね。本町でいうと、
広陵町
まちづくり活動チャレンジ提案事業補助金というのがありまして、これが手上げ方式で頑張っていらっしゃる団体さんに補助金を出すというのですけれども、このスキームに
ふるさと納税を乗せていくことができれば、もっと多くの金額を各団体さんには補助できる
可能性が高まりますし、各団体さんの活動も非常に外からも注目していただける、応援していただけるような形づくりができるかと思うんですけれども、こういう手上げ方式の
プロジェクトを
ふるさと納税として募っていくような形の使い方というのはいかがでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
栗山地域振興部長!
○
地域振興部長(
栗山ゆかり君) 失礼いたします。
私も雲南市に行かせていただきまして、雲南市の取組は現場でいろいろと見させていただいたことがございます。やはり雲南市というところは、幸雲南塾という塾を持っておられまして、いろいろな人たち、NPOの人たち、それから
地域活動の人たちがたくさんおられるところでございます。手上げ方式、確かにこれもいいところだと思いますので、ただ、チャレンジ補助金につきましても、今回使い方、今後の運用をどのようにしていくのかという課題もございますので、それと一緒に
ふるさと納税の活用も含めた部分で、これが町外の方、
寄附者に応援していただけるような
使い道なのかどうかというところもしっかりと検討させてもらいながら進めていきたいと考えております。
以上です。
○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) ぜひともよろしくお願いいたします。
やっぱり自治基本条例も
広陵町制定されたというところで、行政側からトップダウンで何か事業を仕掛けていくというのではなくて、住民さんがやりたいこと、チャレンジしたいことを後押しできる
自治体になっていくことが人口が減っていく、財政的にも厳しくなっていく中で、町の活力を維持し続けるために必要かと思いますので、その辺りの仕組みづくりをよろしくお願いいたします。
最後、もうちょっと時間がありますので、
ふるさと納税の使い方として、
町内トイレピカピカ作戦というものがありましたけれども、これ、やはり讃岐神社の
トイレがなくなった非常に不便でして、整備するのにちょっと充てていただけないかなと思っております。先日、ちょっと讃岐神社でマルシェをさせていただいたんですけれども、そのときはわざわざ仮設
トイレを2基設置をさせていただきまして、その上で事業を実施いたしました。やっぱりあそこで何か人に滞留してもらおうと思うと、
トイレがないことにはいかんともしがたい部分がありまして、その辺り、
トイレピカピカ作戦ですね、讃岐神社にも、もう
トイレないですけど、何か措置いただけますでしょうか。
○議長(
吉村裕之君)
栗山地域振興部長!
○
地域振興部長(
栗山ゆかり君) 去年に讃岐神社の
トイレを撤去させていただいた関係もございますので、これが本当に必要かどうかというところは
地域の皆様と相談しながら検討していきたいと考えております。
以上です。
○議長(
吉村裕之君) 千
北議員!
○3番(千
北慎也君) よろしくお願いいたします。
2025年の大阪・
関西万博から、そして
ふるさと納税を活用しての
まちづくり、そして
地場産業の振興という点、多岐にわたって御
質問させていただきました。まだまだ
広陵町のにぎわいをつけていくための仕掛けづくりはできるかと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。
以上で、
一般質問を終えさせていただきます。
○議長(
吉村裕之君) 以上で、千
北議員の
一般質問は
終了しました。
以上で、本日の
議事日程は全て
終了しましたので、本日は、これにて散会します。
(A.M.11:00散会)...